セックスレス夫婦の場合、どちらかが「離婚」を考えることもあると思います。
パートナーから一方的に拒否されている方は、特に「離婚」を意識しているかもしれませんね。
- このまま一生セックスができないかも…
- 妊活はどうするのか…
- 相手にとって、もっと良いパートナーがいるかも…
そもそも、セックスレスを理由に、離婚はできるの?🤔
このように思っている方も、おられるのではないでしょうか。
そこで今回は、セックスレスを理由に離婚ができるのか、慰謝料が発生する条件や証拠の集め方について解説します。
結論を先に言っておくと、セックスレスを理由に離婚することは可能です!
ですが、どちらかが離婚に反対の場合は、セックスレスであることの証明が必要になります。
この記事では、セックスレスの証拠や、離婚時の慰謝料についても解説します。
レスで離婚を考えている方は、後悔しないように最後までしっかりご覧ください。
ある日突然夫から、「セックスレスを解消できなかったら、離婚も考えている」と言われてビックリ!😲💦
セックスレスだけで本当に離婚できるのかや、慰謝料などについて調べてみました🔍
セックスレスで離婚できるのか
そもそも、セックスレスを理由に離婚はできるの?💦
結論としては、セックスレスを理由に離婚はできます!
そもそも離婚は、話し合いをしてお互いが納得すれば、特に理由はなくても離婚はできるんです。
話し合いで離婚するのは、「協議離婚」と呼ばれる方法ですね。
そのため「協議離婚」であれば、どんな理由であろうと離婚はできます。
もし、話し合いだけで離婚できそうにない場合は、裁判所の調停や裁判をして離婚をすることになります。
裁判所の調停で離婚をする場合は「調停離婚」、裁判をして離婚する場合は「裁判離婚」と言います。
「調停離婚」も、お互いが離婚について納得しているのであれば、離婚すること自体は難しくはありません。
ただし、「調停離婚」や「裁判離婚」では、離婚が不成立になる可能性もあります。
セックスレスを理由に離婚したい場合は、旦那を説得して「協議離婚」するのが確実です。
お互いが納得しているのであれば、レスを理由に離婚することは難しくありません😲
法律で離婚原因について定められている!?
実は、民法770条1項で離婚原因について定められているのをご存知でしょうか?
第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
そのため、「裁判離婚」をする際は、このどれかに該当していないと認められません。
ちなみにセックスレスの場合は、「五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。」に該当することが認められれば、裁判すれば離婚ができます。
該当するケース
- お誘いをしても拒否されている
- レスの期間が最低でも数年以上
- レスにより夫婦喧嘩が絶えなくなった
- レスが原因で別居している
ちなみに、お互いがセックスレスに納得していたり、EDや病気などで性交渉ができない場合は、該当しないと判断され、離婚は難しくなります。
喧嘩の頻度が高かったり、別居までしている場合は、レス期間が短くても認められることもあるそうです💡
セックスレスで離婚する際に慰謝料が発生する条件とは
セックスレスが理由で離婚する際に、慰謝料は発生するの?💦
セックスレスが離婚理由の場合、慰謝料は発生しなさそうですよね。
ですが、セックスレスが原因で離婚をしたい場合でも、慰謝料が発生する場合はあります!
セックスレスは、不倫やDVなどと同じく「精神的損害」に当てはまるため、慰謝料請求ができるそうです。
ちなみに、セックスレスの慰謝料の相場は、100万円ぐらいとのこと。
ただし、状況によって金額はかなり変動するそうです。
また、慰謝料請求ができるのは、性交渉ができる状況なのに拒否されている場合です。
お互いがセックスレスに納得していたり、病気などで性交渉ができない場合は、慰謝料は発生しません。
もしあなたが性交渉ができる状況なのに一方的に拒否している場合は、慰謝料を請求される可能性があるのでご注意ください。
セックスレスで離婚したい!必要な証拠について
あなたがセックスレスを理由に離婚したい!と思った時に、必要な証拠について紹介します。
大切なのは、長期的にセックスレスであることがわかること。
また、セックスレスにより、精神的苦痛を受けていることも証明できるとさらに良いです。
- 日記
- お誘いを断られた時のメールや録音データ
- 夫婦の生活時間のメモ
それぞれの証拠を集める際のポイントも含めて、もう少し詳しく紹介しますね。
1)日記
セックスレスの証拠として、日記はとても有効です。
性交渉のお誘いをした日付や状況、パートナーの回答や対応などを具体的に記載しておくと◎。
その時の気持ちや苦痛も書いておけば、「精神的損害」の証明にもなります。
また、日記はお誘いをして断られた日のことだけでなく、毎日つけておくことでより信頼性が増します。
セックスレスになる前から日記をつけているのがベストですが、離婚を考えるようになってからでも遅くはありません。
離婚を考えている場合は、とにかく長期間セックスレスである証拠を、しっかり残しておきましょう。
あなたが離婚したい側なら、今すぐに日記を付け始めましょう!📝
2)お誘いを断られた時のメールや録音データ
セックスレスを理由に離婚したい場合の証拠として、「お誘いを断られた時のメールや録音データ」があれば必ず保存しておきましょう。
日記だけでは、パートナー側に「ウソだ!」と言われてしまう可能性もありますよね。
ですが、日記以外にもLINEやメール、音声データなどがあると、パートナーが拒否していることがはっきり証明できます。
そのため、もしLINEなどでセックスレスの話をしたり、お断りされたりした場合は、画面のスクショをしっかり残しておきましょう。
「セックスレスになってから、1年以上経ったね」といった期間もわかる内容だと、証拠としても強いそうです💡
3)夫婦のタイムスケジュールのメモ
セックスレスで離婚したい場合、夫婦の日々のタイムスケジュールのメモをしておくのも、証拠になるそうです。
細かく書かなくても、毎日お互いの以下の時間をメモしてけばOK。
- 起床時間
- 帰宅時間
- 就寝時間
この時間を確認して、性交渉ができる状況なのに拒否をしていたどうかが判断できます。
また、性交渉があった日、お断りされた日もしっかりメモしておきましょう。
日記と一緒にメモしておくのがおすすめです💡
まとめ
今回は、セックスレスを理由に離婚ができるのか、慰謝料が発生する条件や証拠の集め方について解説しました。
我が家の場合、夫から「セックスレスを解消できない場合は、離婚も考えている」と言われました。
特に夫婦仲が悪かったわけではなく、喧嘩も全然していなかったので、私はビックリ!
「セックスレスを理由に離婚できるの!?」と、とにかく調べまくりました。
何度も話し合いをして、結局離婚はしませんでした。
この時期に、夫のメンタルが弱っていたことにより、セックスレスへの悩みが深刻化したそうです。
日記やメールの証拠もなかったので、もし離婚となっていても、おそらく慰謝料は請求できなかったと思います。
レスはまだ解消していませんが、それでも離婚は回避できたので、とりあえず良かったです。
セックスレスで離婚を考えている方は、必ず証拠となる日記やデータを残しておきましょう。
私たちは、レス解消に向けて、まだまだいろいろ奮闘中です💦
離婚の危機があったことで、以前よりも夫婦の絆が深まった気がしています✨
コメント